地盤防災工学研究室

地盤技術を駆使して防災に貢献する
Geotechnical Eng.Lab.

研究内容

2011年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、その後に発生した熊本地震、北海道胆振東部地震、東日本大震災以前にも、新潟県中越地震や、古くは阪神淡路大震災など、 大きな地震が発生する度に、液状化や斜面崩壊といった地盤災害が生じてきました。また、こうした地震の時以外でも、降雨や地下水の変動、自然風化などによって数多くの土砂災害が発生しています。

女川町での地盤調査

地盤防災工学研究室では、こうした地盤災害から私たちの生命や財産、そして地域や社会を守るために

・どこで被害が発生するのか、どのような被害が発生するのか
・なぜ被害が発生し、どのような影響を与えるのか
・被害を生じさせないためにはどうすればよいのか
・被害を受けたあと、どのように修復するのか

といった観点で、地盤調査、原位置試験、室内試験、模型実験、数値解析(シミュレーション)といった手法を用いて、 学内外の機関と協力しながら、下記に示すテーマを中心に研究を進めています。

2020年度のメンバー

研究テーマ

  • 液状化に起因した地盤や地中構造物の変状予測とその対策
  • 地震時、豪雨時における地盤災害の軽減技術
  • 簡易で高精度な地盤調査法に関する研究・開発
  • ポスト液状化挙動を求める繰返し中空ねじり試験の高度化

キーワード

液状化 / 土砂災害・地震災害 / 地盤調査 / 土の動的性質  / 文化財保全の地盤工学